セブの夜ふけに暇つぶし

セブでのお気楽な生活を独断と偏見に満ち溢れて綴っていきます

セブで76歳の老人の孤独な死・その1

「セブから日本へ苦難の道、シリーズ」の、あのY爺が2月9日に亡くなりました。


シリーズでは日本に旅立った所で終わりましたが、その後も様々な出来事が有りまして
モウ関わり合いは止めようと心に決め、話題にも取り上げるつもりも有りませんでした。


しかし、当然、亡くなった後も結局、後始末迄深く関わり合いを持つ羽目に陥ってしまった次第です。トホホ



勇躍、日本に帰国出来たY爺、戸籍謄本問題で道を切り開いてくれた女神のNさんが、
「日本に帰ってきたら是非自宅に来てくださいネ」の外交辞令を真に受けて、数日間
お世話になったらしいのですが、再びとんでもない事をしでかしました。


(大宮在住、女神のNさん)


Y爺が日本に帰国直後、女神のNさんから国際電話があり「Y爺がセブに戻る為の航空券代を貸して欲しいと無心された」と困惑して相談の電話でした。
私の本心は「どうせ、セブに戻って来ても皆に迷惑掛けるだけなのでセブの平和の為にも
戻って来ないでもらいた」と考えておりまして、セブ領事館の「仏のYさん」を始め
私と同じ考えの方が殆どでした。


私は女神のNさんにキッパリと「彼奴はパチンコする為に日本に戻り軍資金欲しさに無心しているのだから貸さないで下さい」と説明し納得してもらいましたが、再び衝撃的な報告が「昨夜、Nさんの自宅のトイレが糞まみれになり、掃除するのに丸一日かかったのでこれ以上は面倒見切れない」と泣きが入ったのであります。
Y爺は日本人の皮を被ったP人気質!本人の為に良かれと思う親切心からの行動も、Y爺には単に「ラッキー!」としか感じないのであります。


Nさんの家族も嫌がっているとの事でもあり、どうしてよいか分からないとの悲痛な叫びに「遠慮なくトットと追い出してください」(怒)


後々、Y爺から聞いた話では、女神のNさん宅を追い出されてからは24時間営業のコンビニやサウナや成田空港の乗り継ぎ客用の簡易宿泊所などを転々と渡り歩いたが、精根尽き果てて、数十年前に縁を切られた実兄を訪ね様としたが、場所を忘れてしまい仕方なく交番に飛び込んだ所、パトカーに乗せられ実兄宅に連れて行ってもらったそうだ、本来であれば実兄の玄関の敷居を跨げないY爺ではあるが、パトカーで訪問されてはさすがに
実兄も追い返せない、結果オーライである。
しかし今までの不義理を一晩中コンコンと説教され、最後に1万円を渡され追い返されたそうだが、その際実兄の嫁さんに裏からソッと4万円を渡され、そのお金でセブに舞い戻ることが出来たとの事。
「セブにも日本にも安住の地が無いY爺であります.....。」
しかし、以前Y爺は「私は兄弟の中で一番歳下なので兄弟は全て死に絶えた」と私に話していたのだが???「このボケ爺ガア~」(怒)


                               つづく

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