セブの夜ふけに暇つぶし

セブでのお気楽な生活を独断と偏見に満ち溢れて綴っていきます

ボラカイ島ロックダウン苦行記・その5

一旦ホテルに戻ったが、フロント付近とロビーは多くの宿泊客で依然騒然としていた。
取り敢えず、情報収集とスマホを開くが、画面が小さすぎて老眼鏡をかけないと話にならず「こんな事になるならノートパソコンを持って来るんだった」と嘆いてみても「後悔先に立たず」であります。


....ヌウ...!?ナンジャこれは!!

フィリピンにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ          3月17日付
在フィリピン日本国大使館


1 フィリピン政府は,3月17日から4月13日午前零時までの期間,ルソン地域全域において「強化されたコミュニティ隔離措置(Enhanced Community Quarantine)」を実施中であり,各家庭における厳格な自宅隔離措置や,大量輸送用の公共交通機関の運行停止,スーパーや病院,銀行等を除く商業施設・公共施設の業務停止など幅広い措置が実施されております(以下,参考を参照)。


2 これに伴い,現在,マニラ首都圏においては,外出禁止令が施行され,周辺の州との境界においては検問が強化されており,空港へのアクセスを含め利用可能な公共交通機関が運行を停止しています。宿泊施設の中にも閉鎖されるものが出てきています。

3 邦人の皆様におかれては,ご自身の安全の確保を第一に考え,各自治体等による指示に従っていただくようお願い致します。特に高齢者や基礎疾患をお持ちの方におかれては,新型コロナウイルスに感染した場合,重症化するリスクが高いことを踏まえ,安全確保について十分留意願います。


4 日本大使館では,フィリピン政府による追加措置等について,随時メールやホームページ掲載を通じて情報を提供してまいりますので,関連情報に十分ご注意ください。


5 また,下記(参考7)のとおり,今回の措置開始後72時間以内(3月20日午前零時まで)であれば,ルソン島の国際空港からの出国は認められます。但し,フライトの席の入手が難しくなってきていますのでご注意ください。つきましては,近くフィリピンからの出国を計画している方は,右にご留意の上,行動をお願いいたします。


以上の情報がスマホの画面から老眼鏡をかけた、Aさんの目に飛び込んできた...
「ヤベエ~!」

3月14日からのボラカイ島行きを計画してることを知った、セブ在住の友人達からは口々に「旅行止めたらア」「こんな時期にどうして行くの?」とか「下手したら帰って来れなくなるカモ?」とか色々忠告されたが、ノー天気な旅のお供に「どうしても行きたい」との”おねだり攻撃”にほだされて「マア~良いか、行っちゃうかア」とイザ来ては見たものの...。

因みに、セブでは3月20日から午後8時から翌朝5時迄の夜間外出禁止令が始まるが、この時点ではロックダウンの情報は無かったので、Aさんもそれ程心配はしていなかったのだろと、推測する。

日本大使館の情報では、「4月13日午前零時までの期間」とあるので、「それ以降であればセブに戻れるし」とAさんは「約一ヶ月弱、ボラカイ島に足止めを食らうことになるが、取り敢えず何とかなるだろう」と夕日を眺めながら不安な中にもホッと胸を撫で降ろしたのでありました。
                                 つづく

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