セブの夜ふけに暇つぶし

セブでのお気楽な生活を独断と偏見に満ち溢れて綴っていきます

ボラカイ島・ロックダウン苦行記・最終編

6月に入って間もなく、何か情報は無いかとバランガイホールに顔を出すと、顔なじみのスタッフがAさんを手招きして呼んでいる。「6日の早朝に、ボラカイ島で働いている連中(現地人)を故郷に戻すための臨時の船を出すが、一緒にセブに戻るか?」と尋ねて来たので、これこそ”渡りに船”とばかり、二つ返事で同乗することになった。
軍資金も心細くなってきたので、「どうしよう~」と思っていた矢先だったので、本当にラッキーでした。

6日当日はバランガイホールに早朝5時集合でしたが「遅れてはまずいと」予定の30分前には到着していましたが、一緒に脱出する現地の人達もチラホラと集まっており、最終的には20名のグループとなっておりましたが外国人はAさんのみで他は全て現地人でありました。

先ずは、ボラカイ島のボート乗り場へ移動し、ボートでパナイ島・カティクランポートへ到着。そこからチャターしたUVハイヤーに8人乗車(通常は12名をギュウギュウ詰めにするが今回はソーシャルディスタンスの規定で8名)そこから車でイロイロを目指したが所要時間6時間。そしてイロイロポートからセブへと船で向かうことになるのだが、ここで問題発生!ヘルスサティフィケーション(陰性証明書)とトラベルオーソティー(地域外移動許可書)は既に、ボラカイ島のバランガイホールで取得済みだったが、イロイロで乗船する為には、沿岸警備隊発行の乗船許可証が無いと乗船できないとの案内があり、急遽沿岸警備隊のオフィスへ行って乗船許可証を発行してもらったが、イロイロで6時間も無駄な時間を過ごしてしまった。ボラカイ島から一緒だった現地人も同乗し、ようやくセブ向けて出港した時は既にイロイロに夕闇がせまっておりました。
イロイロからセブピア1迄の小時間は約12時間、翌朝7日の6時過ぎに到着、そこには既に手配済みであった、レンタカー(ワンボックス)が待機しておりましたので、8人で乗車し、ボラカイ島から一緒だった現地人を先に送り届けて、最後にP~ナちゃんの自宅へ家族を迎えに行き、自家用車を駐車しておいたアイランとセントラルモールへ向かった。
ここでレンタカーはリリースとなり、レンタカー代金はAさんが全額支払った、流石太っ腹のAさんであります。

さて問題は、3か月近く駐車場に放置しておいた、自家用車の駐車場代金でありますが、取り敢えず精算すると、1万1千1ペソの請求であった。「いくらなんでもこれはまずい」と思っていると、P~ナちゃんの父親が事情を説明する為に精算所へ行って交渉してくれた結果、何と千ペソでOK,思わずP~ナちゃんの家族にレストランは営業してないので昼食をご馳走は出来なかったが、現金でチップを渡した。
そんなこんなで、約3か月弱のボラカイ島苦行の旅となりましたが、現在は元気に2週間の「自宅隔離」の期間も明け、セブで自由を満喫しております。


                                  終わり

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