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フィリピンの平均給与は世界最低!

                    INQUIRER.NET記事より


フィリピンの平均給与15,200ペソ(約3万円)は110か国で最低


フィリピン、マニラ—フィリピンの平均給与は15,200ペソで、think-tank Picordi.comが調査した110か国の中で最低のランクにランクされています。(1ペソ=約2.2円換算)


調査した110か国のうち、Picodi.comはフィリピンの平均給与15,200ペソが95位であると述べています。これは、スイスの296,200ペソ(1位)、ルクセンブルクの198,500ペソ(2位)、米国の174,000ペソ(3位) )、およびシンガポールの168,900ペソ(5位)、オーストラリアの164,800ペソ(6位)。

フィリピンの平均給与は15,200ペソで、東南アジアの他の近隣諸国よりも低くなっています。マレーシア41,300ペソ(49位)、タイ30,700ペソ(60位)、ベトナム20,000ペソ(80位)です。インドネシアの15,100ペソ(96位)、バングラデシュの15,100ペソ(97位)、ジョージアの14,100ペソ(100位)よりやや高かった。
因みに、エジプトの平均給与は10,800ペソ(104位)、ナイジェリアは9,100ペソ(108位)、キューバは1,800ペソ(110位)です。


8月に実施された調査では、税引き後の給与について数十万人の市民を調査するWebサイトであるNumbeoからのデータを処理し、Googleファイナンスの一般的な為替レートに基づいてフィリピンペソの値を使用してランクを調整しました。
「税引後の平均賃金はウェブサイトnumbeo.comからのものです。現地通貨は、2020年8月の平均Googleファイナンスレートで換算されました」とPicodi.comは説明しています。


同様に、アジア諸国に関しては、フィリピンはランキングの後半(16のうち12番目)になりました。タイ(74,664ペソ)、インド(52,704ペソ)、ベトナム(48,800ペソ)などの国々に追い抜かれております。
フィリピンと同じ発展途上国は、低賃金に長い間苦しんでおり、労働者グループが賃金の引き上げと雇用の安定化のための規則化を求めるよう促しています。しかし、一部の企業は継続的な運営を確保するために従業員を解雇せざるを得なかったため、現在のコロナ・パンデミックは既存の状況を益々悪化させています。


Social Weather Stationsによる最新の調査によると、コロナウイルスの感染を防ぐための封鎖が行われている間、人々が仕事を辞めさせられた為、7月の国内の失業率は45.5%に増加しました。
一方、フィリピン経済は、2020年の第2四半期の国内総生産が16.5%減少したため、縮小しました。

フィリピンでは、半年以上雇用する場合は会社側が社会保険等福利厚生に加入し定期的に昇給させなければならないとの法律が有るため、工場やモールの従業員を始め広く契約社員(6か月契約)制度が用いられ、半年毎に契約を切られ新たに契約をし直さなければならず、この様な抜け道に依って給与が低く抑えられているのが元凶であります。
しかし、諸物価は毎年5~10%値上がりしているにもかかわらず、一向に給料は上がらず、益々貧富の差が拡大し庶民の暮らしは一層苦しくなっているのが現状であります。
私達、年金暮らしの日本人も、日本では過去20年以上殆ど物価上昇が無く年金支給額もほぼ据え置き状態と成っており、フィリピンの物価上昇の足音がヒタヒタと不気味に近づいて来て、年金はじり貧状態です。トホホ

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