セブの夜ふけに暇つぶし

セブでのお気楽な生活を独断と偏見に満ち溢れて綴っていきます

セブから日本へ苦難の道、シリーズ最終回

再びY爺より電話が~!!「月光さん私の此のパスポートでは日本行の航空券が買えないそうです、どうしましょう~」と情けない声。
私は内心では言葉と耳が不自由なのに、「此のパスポートでは日本行の航空券が買えない」と、どうやって意思疎通したのであろうか?と疑問に思いながらY爺の悲痛な訴えを聞いていた。


私「今日はもう遅いので、明朝空港のセブパシフィック航空へ一緒に行って、買えない理由を詳しく聞いてみましょう」となだめたのである。
早速、明朝空港のセブパシフィック航空へ行き、航空券を購入する為にY爺のパスポートを提示すると、やはり私の想像通り「此のパスポートのフィリピンの入国スタンプはどうした?」セブパシフィック航空のP姉ちゃんの係員が質問してきたので、私は今迄のいきさつを、かいつまんで説明した所、首をひねりながらスーパーバイザーへ、後ろに倒れそうになる位ふんぞり返っているデブPオバサンへ相談、二人で暫くヒソヒソ話をしていたがスーパーバイザーから同じ質問を受け再び同じ内容を説明、ここでイライラしたら負け!ここはフィリピンと自分に言い聞かせ冷静に、その後、スパーバイザーが本社へ電話をし、ようやくOK!
めでたく、料金を支払い航空券の発券待ちをしている際、先日もフツフツと湧いていた疑問をY爺に「どうしてそんなに急いで日本に帰りたいノ?」と質問、Y爺もこれで日本へ帰れるとウキウキ気分で「ハイ、海が私を呼んでいるのですヨ」海?セブにも海は有るけど!?「パチンコの海シリーズですよ、月光さん知らないんですかア?」Y爺「私はパチンコの海が大好きなんですヨ」

これで私も「目から鱗」これで今迄の全ての謎が解け、心のモヤモヤモもスッキリしたと同時に怒りがこみ上げて来たのであります。
友人の借金を踏み倒し、家族から愛想をつかされもセッセと年に2~3回もマメに日本に帰る理由が、そしてセブではP姉ちゃん遊びと心底ふざけた爺である。


航空券をシッカリと握りしめたY爺に「Yさん、良かったネ、これで日本に帰れるネ」と声をかけるとY爺感極まり涙声で「月光さん今迄長い間お世話になり本当にありがとうございました」と頭を下げたが私は、もう心の底からは喜べないのであります。
                                     終


後書き
長い間、「セブから日本へ苦難の道、シリーズ」にお付き合い頂きありがとうございました、ひとまずこれにて終了といたします。
木曜会では会員の皆様の困り事や知りたい情報等、常に対応しておりますので気軽にお越しください。

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