セブの夜ふけに暇つぶし

セブでのお気楽な生活を独断と偏見に満ち溢れて綴っていきます

セブで76歳の老人の孤独な死・最終編

「セブから日本へ苦難の道、シリーズ」の、あのY爺が2月9日に亡くなりました。

(まだまだ元気でお盛んだった頃のY爺)


セブ日本領事館の「仏のYさん」より、同日の2月9日にP人女性が領事館に来て、Y爺が
亡くなった事を伝えに来たそうです。
Yさんは「あのP人女性達は、Y爺とどの様な関係なのか?」との質問に、私はW女史と
M嬢の顔が浮かび上がり、名前を尋ねるとやはりその両名でしたので簡単に説明しました
遺体はTAMIYA(マクタン島)の葬儀社に安置されているとの事。

(若い頃は結構な男前!恐らくこれで女房子供に縁を切られたのでしょうネ)


手続きや費用の事が先ず心配になり、取り敢えず日本の家族にYさんから連絡をとってもらう事が先決との打ち合わせをしました。


Y爺の身内は、日本には息子2人と娘1人がおりますが、Y爺が以前に「随分昔に家族には縁を切られ、全くの音信不通状態です」と語っておりまして、パスポート再発行の際に戸籍謄本を送って貰う為に、Y爺が長男に連絡を試みたが全く相手にされず、やむなく
領事館のYさんを通じ連絡を試みたが、キッパリと断られた経緯がありました。

(パチンコの海シリーズが大好きだったY爺)


しかし、今回は家族の同意と、もし遺族がセブに来れない場合は委任状が無ければ、セブ領事館も含め、私達は全く手が出せない状態でありますのでその後、連日連夜セブ領事館のYさんがY爺の長男に連絡を試みましたが、前回の戸籍抄本の件があったのか応答すらしてくれなかったそうです、Yさんは止む無く本省である日本の外務省に事情を報告し、
外務省から直接、長男に連絡を取ってもらい事情を説明した所”渋々”了解したそうです。


当然、Y爺の家族がセブに来るはずも無く、領事館のYさんが「私に委任状の受け手になってくれないか」との依頼に、今迄の経緯を鑑みると”渋々”ですが受けざるを得ない事となりました。


更に待つ事、死後約一か月が過ぎようとした直前に、セブ領事館に委任状が届き、アタフタと遺体が安置されている葬儀社に出向き、全ての必要書類に私の署名をし、火葬へとなり無事終了。


参考までに、遺体には防腐処理後毎週一度防腐剤の注射を打っていたので一か月以上経過しても問題は無いそうですが、遺体と対面する気にはなれませんでした。


Y爺の死後、再三再四M嬢から私に今後の事に関し相談の連絡が有りましたが、私としては委任状が無い限り手出しできないので、セブ領事館へ相談する様アドバイスする事しか出来ませんでした。


更に、Y爺は死の直前にM嬢だけに銀行ATMのパスワードを教えていたそうで、Y爺の死後W女史はY爺のパスポートとATMカードを借金の形に依然差し押さえていた関係上、
M嬢を同行し年金支給日にY爺に貸していた借金を引き出し、更に葬儀社への保証金も支払ったとの事、しかしコレッて窃盗罪ジャネ!?


その後、セブ領事館からのパスポートと銀行ATMカードの返上請求にW女史は応じず、ノラリクラリと逃げているとの領事館のYさんからの報告に、私は怒り爆発でW女史に
「ポリスに通報するゾオ」の脅かしに要約、”渋々”領事館へ返上しました。
原因はATMカードに未だ結構な金額の残金が有ったようです、
ナンダカナア~P人の業突く婆ガア!!



Y爺のご冥福をお祈りいたします
   
                             終り



現在セブに永住している日本人の皆様、そして今後永住を計画している皆様へ
「セブ日本人すみれ会」では、終活・生前準備に関するサポートを行っております、
毎週水曜日午後1時より、マンダウエ市のJセンタモール2階のイミグレーションの外側に有りますテラスにて雑談会を行っておりますのでお気軽にお立ち寄り下さい、会員以外の方でもどなたでも結構です。



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