フィリピン・サマールの海溝でマグニチュード8.1の地震と大津波が発生の可能性 

フィリピン火山地震学研究所（PHIVOLCS）によると、サマール島を含むフィリピン海溝ではマグニチュード8以上の地震と10メートル近い津波が発生する可能性があると発表されました。
PHIVOLCS所長のテレジト・バコルコル氏によると、フィリピン諸島は実際にはユーラシアプレートとフィリピン海プレートの両側に圧迫されているが、ユーラシアプレートはほとんど動かないという。
強い動きは、北西に向かって押し出されるフィリピン海プレートから来るでしょう。
バコルコル長官は、サマール州のフィリピン海溝ではマグニチュード8.1の地震が発生する可能性があり、発生した場合には10メートル近くの津波も発生する可能性があると警告している。
一方、マニラ海溝ではマグニチュード約8.3の地震が発生する可能性がある。
バコルコル長官はまた、津波の到達は非常に早く、同程度の強さの地震発生後ほぼ５分以内に到達するだろう述べた。
これにより、津波警報をいち早く発信することが必要となるという。

バコルコル所長は沿岸住民に対し、強い地震後の津波の発生を認識するよう呼び掛けた。
かろうじて動くことも立つこともできないほどの強い地震が発生し、海面が急激に低下し、海から轟音が聞こえる場合、これはできるだけ早く避難する必要があるという兆候です。 . ビーチの近くに住んでいる人は出来る限り急いで高台へ避難しならないと話ています。

日本では南海トラフ地震の話題が出ていますが、今月３日には台湾でマグニチュード7.2の地震が発生しました。フィリピンは大丈夫と思っていましたが、うかうかできなくなってきました。
最近はミンダナオ島等での地震も頻発しており、サマール島はセブ島からも近いので、用心しなければなりません。「天災は忘れた頃にやってくる」の諺もありますので注意が必要です。