セブの夜ふけに暇つぶし

セブでのお気楽な生活を独断と偏見に満ち溢れて綴っていきます

2018年7月のブログ記事

  • フィリピン貧困の連鎖 最終編

    「貸し借り文化」がもたらしたもの 富裕層と貧困層が意図的に作られたという歴史的な背景、現実に仕事がないというジレンマに加え、あきらめの境地とも言うべきフィリピン人貧困層に共通する精神的な構造が、貧困からの脱出を妨害しています。 五百年に渡る植民地としての歴史は、抵抗しようにもその力がなく、支配層の... 続きをみる

  • フィリピン貧困の連鎖 シリーズ5

    3-2.働きたくても仕事がない現実 歴史的な背景とともに、働きたくても仕事がないという現実が、貧富の差を助長しています。 下の図表は、フィリピンと周辺国の失業率を比較したグラフです。 負の連鎖2 フィリピンと周辺国の失業率の変遷 参照元:http://ecodb.net/exec/ 2017年のフ... 続きをみる

  • フィリピン貧困の連鎖 シリーズ4

    貧困の連鎖が何世代にも渡って繰り返されるのは、フィリピンのなかに「貧富を生み出す構造」がガッチリと組み込まれているからです。 「貧富を生み出す構造」は、主に3つの側面から造られています。 それは、 1、歴史的な背景 2、働きたくても仕事がないという現実 3、歴史が育んだあきらめの境地の3つです。 ... 続きをみる

  • フィリピン貧困の連鎖 シリーズ3

    アジアには、フィリピンよりも貧しい国がいくつもあります, カンボジアやミャンマー、ラオスの貧困の度合いは、フィリピンを上回っています。 成人1人あたりの平均純資産額を比べても、フィリピンの9,773ドル(およそ107万円)に対して、ラオス5,662ドル(およそ62万円)、カンボジア3,881ドル(... 続きをみる

  • フィリピン貧困の連鎖 シリーズ2

    「貧富の格差」という言葉は、最近では日本でもよく耳にするようになりました、「一億総中流」と言われたのは、すでに過去のこと現在は日本でも貧富の格差が広がっています。 しかし、フィリピンと比べた時、その「貧富の格差」の中身には大きな違いがあります。 スイスの金融サービス会社 Credit Suisse... 続きをみる

  • フィリピン貧困の連鎖 シリーズ1

    経済成長のなかに残された貧困 フィリピンといえば、「アジアのなかでも特に貧しい国」といったイメージをもっていませんか? たしかに、フィリピンはかつては「アジアの病人」と言われるほどに経済が落ち込んでいました、フィリピンの経済不振は、マルコス政権によって生まれた政治的混迷と内乱に端を発します。 19... 続きをみる

  • フィリピン銀行口座事情 シリーズ最終編

    親族や友人・知人からの借金もできなくなったとき、貧困層の人々が頼る先は「ファイブ・シックス」と呼ばれる高利貸しです。 「ファイブ・シックス」と呼ばれているのは、5で割って6返すためです。たとえば1,000ペソ(2,200円)を借りた場合、5で割ると200ペソ(440円)になります、200ペソを6倍... 続きをみる

  • フィリピン銀行口座事情 シリーズ4

    Pawn Shopがあれば、フィリピン国内の送金に困ることなどないのです。 もちろんフィリピンのPawn Shopは送金業務ばかりでなく、質屋としての本来の機能も果たしています。物品を担保として預けてお金を借り、利子をつけて返済することで物品を取り戻すパターンで利用されるのが一般的です。 質屋を利... 続きをみる

  • フィリピン銀行口座事情 シリーズ3

    いったいフィリピンの人たちは銀行との関係を断ち切ってどうやって借金をし、どうやって送金し合っているのでしょうか? 便利なはずの銀行口座を、どうしてフィリピン人の大半は持とうとしないのかといえば、その一番の理由は銀行口座を開くにはお金(5千ペソ~一万ペソ)がかかるからです。 日本の銀行は住所さえしっ... 続きをみる

  • フィリピン銀行口座事情 シリーズ2

    一般にフィリピン人のほとんどの預金額は非常に低く、国民の貯蓄額の低さを表しています。 銀行口座をもっている世帯の約19.4%(652,821世帯)の預金残高は1000ペソ(2,200円)以下、28.4%(955,677世帯)は1,000から5,000ペソ(2,200から11,000円)、約15.3... 続きをみる

  • フィリピン銀行口座事情 シリーズ1

    銀行口座普及率わずか14%?独特なフィリピン文化! コルドバ月光もたまには真面目なパクリ記事を....。 総務省が発表した2016年の「家計調査報告(貯蓄・負債編)」によると、日本人の二人以上の世帯における2016年平均の1世帯当たり貯蓄額は1820万円だそうです。これで4年連続の増加となり、調査... 続きをみる

  • 私のセブでの余生

    私のセブでの余生は、大きな望みを持たず日々生きることを楽しむ、 人の幸せとは、その土地に住む身内や仲間と共に生きる暮らしの中に幸せは有ると思います。 私には、セブ・すみれ会の素晴らしい仲間と家族がいます、私がセブでの紆余曲折の中で 仲間達に助けられて、現在まで無事にセブで過ごせた事に感謝の言葉も有... 続きをみる